長縄 秀俊(博士課程3年)NAGANAWA, Hidetoshi (D3)


2018年1月11日 更新

研究テーマ


東アジアのカブトエビおよび共依存する大型鰓脚類相

Tadpole shrimp with the allied faunas of East Asia







Aホウネンエビ目 Bカイエビ目 Cタマカイエビ目 Dカブトエビ目
〔参考〕E: 三葉虫


キーワード

系統分類学 多様性生物学 水圏生物相 甲殻類 陸水甲殻類 大型鰓脚類 
分子系統学 進化プロセス 種分化 分岐年代測定 記載生物学 新種 
新属・新種 遺存種 レフュジア 生きた化石 ステップ気候帯 地下水 
陸の孤島 中生代白亜紀 古代湖 希少種 保全生物学 生物地理学 
バイカル湖 シベリア モンゴル・ゴビ地方 極東 東アジア 日本海成立 
ロシア 旧ソ連 東欧 ドナウデルタ ユーラシア大陸 アルテミア テチス海


セールスポイント

1すぐれた国際共同研究の展開: 旧ソ連からロシアにおいて、科学アカデミー招聘研究員および客員研究員、プロジェクトリーダー、モンゴル自然環境省の研究員等をつとめ、イタリアのローマ・ラ・サピエンツァ大学 (創立1303年)、ギリシアのテッサロニキ・アリストテレス大学などとも共同研究を行ってきました。

2.学会の創設: 2008年以降、ルーマニア陸水地理学会創設に、評議員・編集委員として積極的に関与しました。

3.後進の育成: 旧共産圏において、英語以外の語学力も活かし同世代および次世代の科学者の育成に尽力しています。2015年の夏には、ロシア・イルクーツク市にて若者向け文化講演会の講師・審査員を拝命しました。

4.卓越した語学力: 英語が堪能であるばかりでなく、ロシア語にも精通し学術文献の翻訳事業を実施しました。

5.表彰歴: 外務大臣表彰・優秀賞を受賞しました (日本の外務省主催 国際問題論文ディベート・コンクール、1992年7月)。以来20年以上にわたって、入賞者が組織する団体「FRU」の名のもとに同コンクールを維持運営するとともに、異文化理解と効果的な国際外交のあり方を問いかける活動を続けています。


    I have been studying on the shallow waters of Lake Baikal basin for more than 25 years since 1991, of the steppe region in Mongolian Gobi since 2001, and of the Danube Delta since 2008.

    I have also a career of public service, other than scientific studies, for more than ten years. Through my career of a working member of society, I learned effective communication with people. I love working with people. When I worked in a pension office (the former Social Insurance Agency, the Ministry of Health, Labour and Welfare of Japan), I met and dealt with all kinds of people, both young and old, Japanese and foreigners, every day. It was exciting. Everyone is different and I was excited to give suggestions and find the best life plan for each customer. It was satisfying to see the customers leaving the office, content with my choice. I would not be interested in a job that does not give me a chance to interact with people.


これまでの研究内容

〔研究の流れ〕

私が研究対象としています大型鰓脚 (さいきゃく) 類、すなわち、ホウネンエビ目カブトエビ目カイエビ目タマカイエビ目は、今からおよそ5億年前の古生代・カンブリア紀の地球上に誕生したとされる、原始的な甲殻類の仲間です。私がこの大型鰓脚類に出会ったのは、小学校5年生の時でした。大きな書店の科学雑誌コーナーで見つけた1冊の本の中に、「いろいろなミジンコ」と題して挿絵が紹介されていました。とりわけカイエビ類の奇妙な装いが、その後の私の脳裏から離れなかったというわけです。数年前、海外で出版された動物図鑑の中に、「カイエビ類は二枚貝の中に棲んでいる」という英文の誤った記述を見つけて、唖然としました。甲殻類の専門家であるはずの執筆者が、カクレエビか何かと混同されたようでした。

 私のフィールドは、シベリア・バイカル湖のオリホン島から、バイカル湖の集水域にあたるモンゴル・ゴビ地方の草原までです。前者は島ですが、後者は内陸の半乾燥地帯で、島はありません。それにもかかわらず、私は両者に共通するキーワードとして、「島」を考えています。中生代・白亜紀 (約1億年前) に全盛を迎え、その後は急速に衰退の道をたどった大型鰓脚類が大半を占めるなかで、モンゴル・ゴビ地方には太古の形態や生態を比較的良好に保持した大型鰓脚類の希少種が、今日も残存しています。それは、ほとんど奇跡と言ってもよいでしょう。つまり、モンゴル・ゴビ地方の草原における「生きた化石」大型鰓脚類の分布の謎を解明することから、生物進化の博物館、ガラパゴス諸島やマダガスカル島のような、海の孤島にも匹敵する「陸の孤島」が浮かび上がってくるのです。

東シベリアやモンゴル奥地で水生生物の調査を重ねるうちに、アジアの内陸部でも地球温暖化の影響が出始めていることに気づきました。永久凍土層の南限はモンゴル国内を東西に横切っていますが、近年のような気温の急激な上昇によって凍土地帯の一部が湖沼化し、ふだんはめったに目にする機会のない地下水性の無脊椎動物種が地表水に出現したり、ほぼ4050年に一度の割合でしか報告されないような種が頻繁に見られたりといった異常な状態です。やや見方を変えれば、中生代・白亜紀の東アジアのように温暖な気候が、現代の同地域で再構築されつつある、と捉えることも可能でしょう。太古の陸水環境で大型鰓脚類が隆盛を極めた様子は、幸いにして今日も、東京大学 総合研究博物館 (文京区本郷)、ロシア科学アカデミー地質学研究所 (モスクワ)、そしてロシア連邦地質学研究所 (サンクトぺテルブルク) に所蔵された膨大な化石コレクションから推測することができます。一方、フィールド調査では、これまで人類が経験したことのない速さの気候変動と、それに対する種の適応の様子を目の当たりに見るでしょう。本研究は、東アジアの甲殻類の進化系統にとどまらず、ユーラシア大陸における生物の進化と種形成のメカニズム解明に、重要な知見をもたらすものです。

大型鰓脚類の特徴は多数に分節した胴体で、末端はニ肢型の尾爪を備えた尾節となっています。胴体は同様の環節が連結した胴部と腹部からなり、胴部には各体節に1対の付属肢が認められます。現生の大型鰓脚類と同じように、化石種の大部分が底生で腐泥 (デトリタス) 食性、もしくは遊泳性で濾過摂食性を示し、まれに捕食性のものも含まれていたようです。それらの生活史は、池や沼、湖畔や川沿いの水たまりといった一時的な生息環境に応じて、急速な成長と脱皮を繰り返す、とても慌ただしいものであったに違いありません。大型鰓脚類にとって進化とは、天敵がもたらす捕食圧や過酷な気候条件に適応しようと編み出された、さまざまな生き残り戦略の歴史に他なりません。かつては、三葉虫が祖先であると見なされたこともありましたが、現在では否定されています。

今日の大型鰓脚類は、「生きた化石」として地球上のごく限られた地域に痕跡的に残存しているにすぎません。ところが、化石の記録などから、大型鰓脚類は中生代・白亜紀 (約1億年前) の東アジアの陸水で大繁栄していたことが確かめられました。その最大の理由は、地球規模での気候の温暖化による海水面の上昇 (海進) によって、当時はヨーロッパに相当する陸地の大半が水没していたためです。発掘された化石では、大型鰓脚類に付随して中生代の代表的な淡水魚リコプテラ Lycoptera やシャジクモ (車軸藻類) などが現れるので、当時の生息地が淡水環境であったことが理解されます。大繁栄を遂げた東アジアの大型鰓脚類も、中生代末になると急激に数を減らしました。この正確な理由は明らかではありませんが、「捕食者である魚類の台頭によって,大型鰓脚類の大多数が滅亡へと追いやられた」という解説が一般的であるなかで、私はむしろ、地球規模の気候の急変に対処できなかったことが最大の理由であろうと異論を唱えています。大型鰓脚類は甲殻類の仲間ですから、その起源は海洋であると考えられます。豊富な海水中に浮遊していればよかった時代には、乾燥に対する備えなどまったく講じる必要もなかったことでしょう。ところが、時代が変わって、その生息水域自体が消え失せるというのですから、もうそれだけで相当数の種が絶滅に追いやられたに違いありません。

太古のモンゴル・ゴビ地方は、海洋の一部であったとされています。その後、海洋から切り離された水域の淡水化が進みました。こうした経緯から、恐竜が栄えていた中生代・白亜紀後期 (9,700万年前~6,500万年前) のモンゴル・ゴビ地方は、しばしば水の豊かな地域であり、巨大な湖沼がたくさん存在していたと伝えられることがあります。しかし、詳しい調査によると、モンゴルが緑豊かな水の楽園であったのは白亜紀前期までで、その後は大きな湖が次第に無数の小さな池や沼へと分断され、あたりの植生が一変して土地の乾燥化が急速に進行したようです。このころの地球では、高緯度地方と赤道付近との間で気温の差が開き始め、それまでの安定した状態から、短い期間に気候が大きく変動する過酷な環境へと移り変わりつつあったのでしょう。

 大型鰓脚類一般に認められるのは、血中のヘモグロビンを呼吸色素としてばかりでなく、卵休眠を維持するためにも利用したことです。ホウネンエビ類のなかには、共生藻との相利関係構築に成功したものまで登場しました。共生藻が作り出す光合成のエネルギーを大型鰓脚類が効率よく利用するためには、十分な光や水温の上昇が必要で、高緯度地方や大きな水深では難しいでしょうが、熱帯に近い環境では有効であったと思われます。化石カイエビ類では、甲殻の棘による武装化や二枚貝への擬態が発達し、あるいは抱卵数や卵サイズといった繁殖生理を変更して、幼生を新たなニッチへと送り出したようです。

かつて大型鰓脚類の分布に関する情報は、世界の大部分の地域で断片的なものでしかありませんでしたが、近年は各地で湿地帯の調査が進み、研究環境も大幅に改善されています。これには、私の調査対象地域 (バイカル湖沿岸~モンゴル) にしか生息しないもの (固有科・属・種) も含まれます。こうした地域では、最終氷期 (約2万年前) には極端な乾燥のために氷河や氷床に覆われることなく、むき出しの大地が厳しい寒気にさらされて永久凍土が厚く形成されたと考えられています。永久凍土層の表面は決して不毛の地ではなく、特徴的な植生が分布していました。厚い氷河に覆われた場所では絶滅した種が、そこには多く生き残っているという意味から、生物進化を解明するうえで貴重なフィールドです。

 私のこれまでの研究成果をまとめると、バイカル湖沿岸やモンゴルでは数週間で一生研究できる数量の未記載種が得られた、ということになります。換言すれば、これまで同地域で水生生物学の研究に携わってきた欧米の研究者らが、いかに多くの事実を見落としてきたかが理解されます。世界の大型鰓脚類に関する研究の歴史は250ほどありますが、日本を含めたアジアで大型鰓脚類相が十分に調べられた地域はありません。

国内外を問わず類似の研究は見当たらず、その意味でも独創的と言えます。海外では近年、大型鰓脚類についても、特にDNA解析などの新しい研究手法が盛んに取り入れられて興味深い成果が得られつつありますが、日本を含めたアジアに固有の科・属・種に関する研究の立ち遅れが目立ちます。これまでは設備や研究費上の制約もあり、私は欧米の一線の研究者(イタリア・ローマ大学、ギリシア・テッサロニキ大学、その他)へ乾燥卵や成体などの試料を提供して分析を依頼するための、ネットワークを築いてきました。

分子系統学的な手法を用いた系統分類研究は、これまでホウネンエビ類 (=ホウネンエビ目、以下同様) で最も盛んであり、次いでカイエビカブトエビ類についての報告が数件見受けられますが、今なお十分な議論がなされているとは言いがたい状況です。タマカイエビ類については、生息分布および発生時期が限定的で試料採取が容易でないこともあり、ほとんど実施されていません。ホウネンエビ類の系統分類で主流なものは、核リボゾーム18S遺伝子のDNA配列によるものですが、近年、同じく核リボゾーム28S遺伝子D1-D3領域や、ミトコンドリアの16S遺伝子、あるいは同じくシトクロム オキシダーゼ (酵素) サブユニット(COI) 遺伝子のDNA配列等も利用されるようになりました。それぞれ一長一短があり、私がどの手法を導入するかは検討中です。ホウネンエビ類に限ってみても、十分な化石のデータがないため、分子時計に基づく種分化の年代評価は、現時点で必ずしも信頼の置けるものとはなっていませんが、「いくつかの種の間で分岐が起こった時期の近似値を得る」という意味では、先行研究例による化石甲殻類の分子時計ゲージを当てはめることによって、対応が可能と思われます。


    Large branchiopod crustaceans (orders Anostraca, Notostraca, Spinicaudata and Laevicaudata) are characterized by a multi-segmented trunk, ending with a telson bearing two prong-like furcal rami. The trunk comprises a thorax and abdomen of near identical ring-like somites, and the thorax bears two distinct sets of numerous appendages.


Fossil records and the associated biota of common Jurassic-Cretaceous freshwater fish Lycoptera together with charophytes indicate a freshwater environment. Like modern large branchiopods, the fossil ones appear to have been predominantly a detritivore or a filter feeder, and probably also a facultative predator. They may well have had a short life cycle, developing and molting rapidly in temporary freshwater ponds or shallow pools along rivers and lakes.

    We find the evolution with various survival strategies of large branchiopods fascinating and it is a useful focus for a discussion. For example, they were successful in gaining the ability to produce and use hemoglobin not only for respiration under hypoxic conditions, but also for keeping of diapause in the resting eggs. Furthermore, there are evidences of a mutualistic relationship between some algal epibionts and their host, indicating a positive cost-benefit balance for both of them.


論文

【査読あり原著論文】

Naganawa, H. (2018): First record of Triops strenuus Wolf, 1911 (Branchiopoda, Notostraca), a tadpole shrimp of Australian origin, from JapanCrustaceana 91 [in press]

Naganawa, H. & Mura, G. (2017): Two new cryptic species of Artemia (Branchiopoda, Anostraca) from Mongolia and the possibility of invasion and disturbance by the aquaculture industry in East AsiaCrustaceana 90(14): 1679–1698

Naganawa, H. & Forró, L. (2015): Daday Jenő (19151927): „Monographie systématique des Phyllopodes conchostracés” revideált irodalomjegyzéke. (Revised list of references to Daday de Deés (19151927): Monographie systématique des Phyllopodes conchostracés.) Annales Musei historico-naturalis hungarici 107: 257267

Naganawa, H. (2013): Rivers are just like blood vessels of the earth, if so, what is the function of deltas? Scientific Annals of the Danube Delta Institute 19: 5561

Naganawa, H. (2012): Lake Gusinoe to Baikal via Selenga Delta: protection-destruction spiral. Lakes, Reservoirs and Ponds (Romanian Journal of Limnology) 6(1): 9–19

Alonso, M. & Naganawa, H. (2008): A new fairy shrimp Galaziella murae (Branchiopoda: Anostraca) from Mongolia. Journal of Biological Research-Thessaloniki 10: 119–128

Pisarsky, B. I., Hardina, A. M. & Naganawa, H. (2005): Ecosystem evolution of Lake Gusinoe (Transbaikal region, Russia). Limnology 6(3): 173–182

Naganawa, H. & Banzragch Zagas (2002): General aspects of the large branchiopod crustacean fauna of Mongolia. Limnology 3(3): 181–188長縄 秀俊バンズラグチ₌ザガス: モンゴルの大型鰓脚類相〕

Naganawa, H. & Orgiljanova, T. I. (2000): Galaziella baikalensis, a new genus and species of chirocephalid (Crustacea: Branchiopoda: Anostraca) from Russia and the zoogeography of East Asian Anostraca. Limnology 1(3): 209–216長縄 秀俊・オルギリヤノワ TI. : ロシア産ホウネンエビ目の新属新種 Galaziella baikalensis および東アジア産ホウネンエビ目の動物地理学〕

Naganawa, H. (1999): A new spinicaudatan (Crustacea: Branchiopoda) from the Island of Olkhon (Lake Baikal, Russia) and the zoogeography of East Asian Spinicaudata. Japanese Journal of Limnology 60(4): 585–606〔長縄 秀俊: ロシア・バイカル湖オリホン島から初めて見いだされた大型鰓脚甲殻類 (カイエビ目) および東アジア産カイエビ目の動物地理学〕

Naganawa, H., Iwasawa, A. & Nakamura, T. (1999): A function of extracellular Ca2+ in controls on cell survival and cell death during chicken embryogenesis. Research Bulletin of the Faculty of Agriculture, Gifu University 64: 21–25長縄 秀俊・岩澤 淳・中村 孝雄: 胚発生過程の細胞生存および細胞死調節における細胞外カルシウムイオンの作用〕

長縄 秀俊 (1998):『プログラム細胞死 (アポトーシス) の面からみたニワトリ胚の成形異常ならびに個体発生に及ぼす環境要因の効果』〔修士論文〕212 pp. 岐阜大学 大学院農学研究科 (指導: 中村 孝雄 農学部長・教授)Naganawa, H. : Programmed cell death (apoptosis) in teratogenesis of the chick embryo and the effective teratogens on ontogeny

長縄 秀俊 (1993): 地球環境問題で今なすべきこと.『女性の国際化 論文入賞作品論文集』, pp11–17. 国際ソロプチミスト大垣 人権/女性の地位向上委員会〔市長賞受賞論文〕

長縄 秀俊 (1992): わが国が積極的に国際社会の中で責任分担を果たしていくためには、どのような国内体制の改造が望ましいか.『入賞者論文集』, pp. 58–64. 外務省 外務大臣官房 国内広報課/(社) 日本外交協会〔外務大臣表彰論文〕


【査読なし原著論文,助成研究の報告書など】

長縄 秀俊 (2017): カイエビと仲間たちを通して河北潟の環境を調査しよう.『かほくがた』(NPO法人 河北潟湖沼研究所通信) 23(1): 6〔地球環境基金 助成事業〕

長縄 秀俊 (2006): 東アジアの大型鰓脚甲殻類: 10. ホウネンエビ類の摂食メカニズム.『海洋と生物』28(6): 656–667

長縄 秀俊・ブルテック J. (2006): 東アジアの大型鰓脚甲殻類: 9. ヘモグロビン進化に見る「生きた化石」ホウネンエビ.『海洋と生物』28(5): 527–533

長縄 秀俊バンズラグチ₌ザガス (2006b): 東アジアの大型鰓脚甲殻類: 8. 「生きた化石」の生き残り戦略.『海洋と生物』28(3): 318–327〔財団法人 水産無脊椎動物研究所 助成研究〕

長縄 秀俊バンズラグチ₌ザガス (2006a): ヘモグロビン進化に見る「生きた化石」ホウネンエビ.『うみうし通信』514–6〔財団法人 水産無脊椎動物研究所 助成研究〕

長縄 秀俊 (2004): 東アジアの大型鰓脚甲殻類: 7. カイエビ類研究の夜明け — 今よみがえるDaday de Deés (1915–1927) の文献リスト.『海洋と生物』26(6): 575–582

長縄 秀俊・バンズラグチ₌ザガス (2003): 東アジアの大型鰓脚甲殻類: 6. Galaziella 属の見直し.『海洋と生物』25(5): 387–393社会福祉法人 中日新聞社会事業団 助成事業

長縄 秀俊バンズラグチ₌ザガスほか (2002): 東アジアの大型鰓脚甲殻類: 5. モンゴル・プロジェクト報告.『海洋と生物』24(1): 72–77社会福祉法人 中日新聞社会事業団 助成事業

長縄 秀俊・バンズラグチ₌ザガスほか (2001): 東アジアの大型鰓脚甲殻類: 4. モンゴルの「生きた化石」.『海洋と生物』23(6): 599–606社会福祉法人 中日新聞社会事業団 助成事業

長縄 秀俊 (2001): 東アジアの大型鰓脚甲殻類: 3. 改訂/現世カイエビ目の分類.『海洋と生物』23(3): 291–299

長縄 秀俊・オルギリヤノワ T. I. (2001): 東アジアの大型鰓脚甲殻類: 2. ホウネンエビ目.『海洋と生物』23(2):186–194

長縄 秀俊・オルギリヤノワ T. I. (2000): 東アジアの大型鰓脚甲殻類: 1. カイエビ目. 『海洋と生物』22(3): 272–278

バンダレンコ N. A. ・メリニク N. G. 長縄 秀俊ほか (1997b): (続) バイカル湖の氷面下に生息するプランクトン.『海洋と生物』19(3): 261–269

バンダレンコ N. A. ・メリニク N. G. ・長縄 秀俊ほか(1997a): バイカル湖の氷面下に生息するプランクトン. 『海洋と生物』19(2): 172–180

長縄 秀俊・オルギリヤノワ T. I. ほか (1996): バイカル湖オリホン島の原始的な甲殻類〈鰓脚亜綱ホウネンエビ目・カブトエビ目・カイエビ目の新生息地〉.『海洋と生物』18(6): 462–469

長縄 秀俊・グセリニコワ N. E. (1996): バイカル湖岸産甲殻綱ホウネンエビ目. 『海洋と生物』18(4): 293–297社団法人 中日新聞社会事業団 助成事業

長縄 秀俊 (1992): バイカル湖隣接水域に関する2課題. 1回バイカル湖調査報告. 『日本バイカル国際生態学センター協議会 (JABIRP) 年報』(環境庁 国立環境研究所, つくば) 19917–16

長縄 秀俊・バンダレンコ N. A. ・グセリニコワ N. E. (1991): 『バイカル湖予備調査報告』. 48 pp. 日本バイカル国際生態学研究センター協議会 (JABIRP) (環境庁 国立環境研究所), つくば


【総説】

長縄 秀俊 (2001): 現世の「大型鰓脚類」の分類. 『陸水学雑誌』〔日本陸水学会 和文誌〕62(1): 75–86


【学術雑誌等または商業誌における連載記事】

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2014): 「バイカル湖学」入門18】地形学 (1).『海洋と生物』36(2): 212–217

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2013b): 「バイカル湖学」入門17】湖盆の変遷 (2).『海洋と生物』35(4): 396–403

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2013a): 「バイカル湖学」入門16】地理データ (3) と湖盆の変遷 (1).『海洋と生物』35(3): 283–288

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2012): 「バイカル湖学」入門15】地理データ (2).『海洋と生物』34(3): 252–257

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2011c): 「バイカル湖学」入門14】研究史, 地理データ (1).『海洋と生物』33(5): 450–456

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2011b): 「バイカル湖学」入門13湖沼.『海洋と生物』33(4): 361–366

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2011a): 「バイカル湖学」入門12プランクトン (2). 『海洋と生物』33(3): 240–246

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2010b): 「バイカル湖学」入門【11底生生物.『海洋と生物』32(5): 468–473

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2010a): 「バイカル湖学」入門【10プランクトン (1).『海洋と生物』32(1): 83–88

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2009c): 「バイカル湖学」入門【9動物相. 『海洋と生物』31(4): 418–424

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2009b): 「バイカル湖学」入門【8バイカルアザラシ.『海洋と生物』31(3): 297–302

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2009a): 「バイカル湖学」入門【7氷の世界 (2).『海洋と生物』31(1): 85–91

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2008d): 「バイカル湖学」入門【6氷の世界 (1).『海洋と生物』30(6): 792–795

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2008c): 「バイカル湖学」入門【5船舶交通.『海洋と生物』30(5): 646–652

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2008b): 「バイカル湖学」入門【4原著序文.『海洋と生物』30(4): 576–581

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2008a): 「バイカル湖学」入門【3気候.『海洋と生物』30(3): 415–423

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2007b): 「バイカル湖学」入門【2伝説と仮説.『海洋と生物』29(3): 269–277

ガラジー G. I. 長縄 秀俊 (2007a): 「バイカル湖学」入門【1水圏物理学.『海洋と生物』29(2):158–163


【学会抄録、学術雑誌等または商業誌における解説、その他】

〔学会抄録〕

・長縄 秀俊 (2016): 京都大学総合博物館 (京都市左京区) に収蔵されている膨大な未整理生物標本 (大正~戦前) について.『日本陸水学会 第81回大会 講演要旨集 2016 縄』(琉球大学 千原キャンパス), p. 98

・Naganawa, H. (2012): Protection-destruction spiral: a nightmare scenario from Lake Gusinoe via Selenga Delta to Lake Baikal. In: Water Resources and Wetlands: Conference Proceedings 14-16 September 2012, Tulcea – Romania (eds.: Gâştescu, P., Lewis, W., Jr., Breţcan, P.), pp. 48–54. Publishing house: Editura Transversal. Târgovişte, Romania. ISBN 978-606-605-038-8

長縄 秀俊・バンズラグチ₌ザガス (2006): 「生きた化石」大型鰓脚類 (Crustacea: Branchiopoda) の生き残り戦略.『日本動物分類学会 第42回大会 講演要旨』(東京海洋大学), p. 23

長縄 秀俊・バンズラグチ₌ザガス (2004): POS-06 東アジア産ホウネンエビ化石 (中生代白亜紀) と現生種の類縁関係.『タクサ』1750–51〔日本動物分類学会 第40回大会 講演抄録〕


〔図鑑・科学教材〕

長縄 秀俊 (2005): 『科学のタマゴ 5号 (アルテミア水族館)』. 68 pp. 学習研究社, 東京〔本文解説・図版・実験および付録教材「飼育観察セット」の監修〕

長縄 秀俊 (2004): アルテミアの謎学.『大人の科学マガジン vol. 05』, pp. 72–73. 学習研究社, 東京

久住 昌之・長縄 秀俊 (2004): プランクトン飼育観察日記・久住さんちのアルテミア.『大人の科学マガジン vol. 05』, pp. 67–71. 学習研究社, 東京

長縄 秀俊 (1994): 生物進化の変わり種も — 北の湖バイカルのふしぎ.『朝日ファミリー理科年鑑 1994年版』, pp. 36–37. 朝日新聞社, 東京


〔書評〕

長縄 秀俊 (2017): 田中 正明・牧田 直子 (著): 日本産ミジンコ図鑑 — An Illustrated Guide to Branchiopoda of Japan.『陸水学雑誌』〔日本陸水学会 和文誌〕78(3): 241–242

長縄 秀俊 (2000): 秋田 正人 (著): 生きている化石〈トリオップス〉— カブトエビのすべて.『陸水学雑誌』〔日本陸水学会 和文誌〕61(3): 273–275


〔追悼文〕

Naganawa, H. (2008): Master and pupil — Dr. Ján Brtek and I. Lakes, Reservoirs and Ponds (Romanian Journal of Limnology) 1-2: 166–171

長縄 秀俊オルギリヤノワ T. I. 長縄 俊生 (2007): ヤーン・ブルテック先生との思い出.『海洋と生物』29(1): 98–99


講演会 (抜粋)

・河北潟 (石川県) 流域 自然環境保全調査〔セミナー・自然観察会 講師〕(主催: NPO法人 河北潟湖沼研究所、助成: 地球環境基金) ー 長縄 秀俊 (2017): カイエビと仲間たちを通して河北潟の環境を調査しよう (第1部・セミナー: カイエビと調査方法を学ぶ、第2部・現地調査: カイエビ・水質調査)、2017年6月3日~4日


学会発表 (抜粋)

・京都大学 理学研究科 サイエンス倶楽部デイ — 「理学最前線」 (京都大学 理学研究科 セミナーハウス) ー 長縄 秀俊 (2017): メスの体内で精子をつくる不思議な動物 — カブトエビ〔ポスター発表〕

・湖沼研究と地球環境 — 河合崇欣博士 追悼シンポジウム (研究報告・追想他) (日本BICER協議会連絡会、京都府立大学) ー 長縄 秀俊 (2017): バイカル湖の現状〔口頭発表〕

 ・日本陸水学会 第81回大会 (琉球大学) ー 長縄 秀俊 (2016): 2A07 京都大学総合博物館 (京都市左京区) に収蔵されている膨大な未整理の陸水生物標本 (大正~戦前) について 口頭発表〕


・土木学会 水工学委員会 (環境水理部会 研究集会 2016 in 高松) ー 長縄 秀俊 (2016): いまバイカル湖の沿岸生態系で起こっていること〔口頭発表〕

ドナウデルタ国際会議 招待・基調講演,英語〕(ルーマニア陸水地理学会と国立ドナウデルタ研究所の共催) ー Naganawa, H. (2012): Protection-destruction spiral: a nightmare scenario from Lake Gusinoe via Selenga Delta to Lake Baikal. International Conference “Water Resources and Wetlands”, September 1416, 2012, Tulcea, Romania

日本動物分類学会 第42回大会 (東京海洋大学) ー 長縄 秀俊・バンズラグチ₌ザガス (2006): 「生きた化石」大型鰓脚類 (Crustacea: Branchiopoda) の生き残り戦略〔ポスター発表〕

・日本動物分類学会 第40回大会 (千葉県立中央博物館) ー 長縄 秀俊・バンズラグチ₌ザガス (2004): 東シベリア産ホウネンエビ化石 (中生代白亜紀) と現生種の類縁関係〔ポスター発表〕


所属学会

 ・日本陸水学会

 ・日本甲殻類学会


表彰その他の特記事項

【表彰・公的研究助成等】(抜粋)

・日本の外務省主催 国際問題論文 ディベート・コンクール「ザ・フォーラム ’92」において、優秀賞受賞・外務大臣表彰 (東京・霞が関、19927月)

財団法人 水産無脊椎動物研究所 (東京都) より、2005年度 個別研究助成 (採択番号: 05-RIMI-01) (20054月~20063月)

水産庁 日本海区水産研究所 (独立行政法人 水産総合研究センター、新潟市) とロシア語学術文献の翻訳について随意契約 (20004月~20033月)

UNEP 国連環境計画/ILEC 財団法人 国際湖沼環境委員会 (滋賀県 草津市) から英語刊行物のロシア語版編集について委嘱 (199911月~20017月)


【教育活動】(抜粋)

・木下 智直 (2005): 『バイカル湖における水産活動と住民生活の変化』(大阪外国語大学 国際文化学科 開発・環境専攻 高山正樹ゼミ 平成16年度 卒業論文)〔卒業研究・卒業論文指導、担当教授より依頼〕


【国際学術交流】(抜粋)

2008年からルーマニア陸水地理学会 (上掲) の創設にも積極的に関与、旧ソ連や東欧諸国、モンゴルといった旧共産圏において、コミュニケーションスキルと英語以外の語学力 (ロシア語、東欧諸語ほか) も活かし、できうる限りの機会を利用して同世代および次世代の科学者の育成に尽力している


 【職歴等】

・ ソ連科学アカデミー陸水学研究所/バイカル国際生態学研究センター (イルクーツク) 招聘研究員 (水生生物学研究室)

・ ロシア科学アカデミー地殻研究所 (イルクーツク) 客員研究員 (水文〔すいもん〕地質学/地下水研究室)【プロジェクトリーダー】

・ ロシア科学アカデミー・イルクーツク科学センター・バイカル湖博物館 (バイカル湖畔リストヴャンカ) 客員研究員

・ モンゴル自然環境省/国立気象・陸水学研究所 (ウランバートル) 研究員 (陸水学部門・水生生物学研究室)【プロジェクトリーダー】

・日本の厚生労働省職員などを経て、現在に至る